なでしこへの道
なでしこリーグ加盟に向けた新たな挑戦がはじまります
厚真に誕生した「ASC adooma」は、2010年、北海道から初めて全国へ挑戦する女子サッカーチーム「ノルディーア北海道」として、新たなスタートを切りました。2010 シーズン、はじめての全国リーグ(チャレンジリーグ)の成績は 6チーム中 5位。最下位になれば入替戦。全国リーグへの挑戦権さえ失われてしまう戦いでは、アウェイ 5連戦からのスタート、そしてエースの怪我、満身創痍の中、職場や学校とグラウンドとの往復の日々に、サッカーの厳しさを体験。北海道の代表チームとしてのプレッシャーや自分自身とも戦いながら、背伸びしすぎた挑戦だったのかと、焦る日々でした。
しかしながら、勝ち点がとれない日々の中でも、変わらず声援をおくってくださる方の温かい励ましが、ものすごくシンプルなことー自分たちにできることを精一杯やるという原点を思い出させてくださいました。そして、次第に、自分たちに足りないものが少しずつ見え、戦い方が分かり始め、何をするべきかを全員が理解し、一つになれたとき、自然とチャレンジリーグ残留という結果をいただきました。
そして、2011年。
私たちは、なでしこリーグへの昇格を明確な目標にし、新たなスタートを切ります。
前身チームの adooma を立ち上げ、これまで指揮をしてくださった山田静さんは勇退され、コンサドーレ札幌でも活躍した三浦雅之氏を監督に向かえて、なでしこリーグ準加盟申請をいたします。
プロの厳しさを知る三浦監督のもと、上を目指す中で、サッカーの魅力をもっともっと知り、そして伝えられるよう、「自分たちにできることを精一杯」やっていきます!
監督 三浦 雅之
- Masayuki Miura
- 1966年生まれ。
- 選手歴
- 室蘭大谷高校〜古河電工サッカー部〜PJMフューチャーズ(現サガン鳥栖)〜ヴァンフォーレ甲府〜コンサドーレ札幌
- ※コンサドーレ札幌では、初代選手会長を務める。※ヴァンフォーレ甲府在籍中は 2年連続オールスターに出場(当時、日本人で 2年連続出場は初)・キャプテン
- 現役引退後、コンサドーレ札幌の育成部立ち上げ、また、旭川への育成部拡充に力を発揮し、全道域での幅広い信頼を得て、2009年まではトップチームのコーチとして活躍。2010年はコンサドーレフロントに上がり、試合観戦環境整備や試合観戦入場者増員に尽力を注ぎながら、S級ライセンス取得。2011年 4月認定見込み。チームへの貢献度は絶大なもの。
- 指導歴
- 1997年〜2002年 コンサドーレ札幌ユース U-15 監督・サッカースクールマスター・北海道クラブユース連盟理事・クラブトレセン技術委員長
- 2003年 コンサドーレ札幌 コーチ
- 2004年〜2006年 コンサドーレ旭川 U-15 監督
- 2007年〜2009年 コンサドーレ札幌 コーチ
- 2011年 1月〜 ノルディーア北海道 監督に就任
全道の青少年サッカーにおいて、技術を問わず誰とでも同じ視線で指導する。指導者として“カリスマ”的存在。スクールマスターは2002年まで。連盟理事は1997年〜2008年まで。クラブトレセンは2002年まで。サッカー協会の仕事に関しては2000年より財団法人北海道サッカー協会の技術委員として 7年在籍。『自分のチームと全道域でサッカーの普及とサッカーを通じて、青少年の健全育成に力を注いできた。奥尻、天売、利尻、礼文、離島を含む全道 212市町村があった時から、一箇所ずつ、ワゴン車にサッカーボールを積んで行脚して歩いた事が印象に残っている』とのこと。サッカー関係者、父兄を含め、絶大なる信頼と存在感。2007年から 3人監督が代わってもトップコーチを務めたのは、その裏付けが意味する。

2011年 1月13日就任記者会見にて
三浦監督からのメッセージ
なでしこ参入という大きな目標に向かって、一日一歩でも、一試合一歩でも近づけるように全力を注ぎます。関わる者、全ての力を集結して『なでしこ』に向かいましょう!北海道が誇れるものは…自然、食べ物、日ハムだけじゃね〜ぞ!と言えるように、頑張りますので、応援よろしくお願いします。グラウンドで皆さんに会えること楽しみにしています。
三浦雅之
2011-05-17 11:35