日本女子サッカーとなでしこリーグ

私たちが参戦する日本女子サッカーアマチュア最高峰リーグ、なでしこリーグをご紹介いたします。

日本女子サッカーの沿革、なでしこリーグとは?

1979年日本女子サッカー連盟(現在のJFA女子委員会)が設立、翌1980年第1回全日本女子サッカー選手権大会(現在の皇后杯JFA全日本女子サッカー選手権大会)が開幕しました。
1989年、日本女子サッカーリーグは誕生しました。当時はレディースの頭文字をとってL(エル)リーグと呼ばれていました。1991年第1回FIFA女子世界選手権(W杯、中国開催)、日本女子代表チームはこの第1回から参戦しています。1996年アトランタオリンピックに日本女子代表チームも参加、翌1997年には国体で女子サッカーが正式種目となりました。
この日本女子サッカーリーグが開催を重ねながら、2004年日本女子代表チームの愛称が「なでしこジャパン」に決定、リーグ名が「なでしこリーグ」となったのは世界を見据えたリーグに成長してからの事でした。

2011年ドイツで開催されたFIFA女子サッカーワールドカップを優勝した「なでしこJAPAN」は続く2012年ロンドンオリンピックで銀メダルと大躍進しました。
2015年7月カナダで開催された2015FIFA女子サッカーワールドカップでは、宿敵アメリカに決勝で敗れはしたものの準優勝と世界の舞台で素晴らしい活躍に日本中が沸きました。
しかし2016リオデジャネイロで開催されたオリンピック・パラリンピックでの出場はありませんでした。2018年U-20日本女子代表がFIFA U-20女子W杯で初優勝(フランス開催)、また2019年フランス開催の2019FIFA女子サッカーワールドカップではベスト16で会期を終えています。2020年毎年3月8日を「JFA女子サッカーデー」と制定しました。
サッカー女子日本代表「なでしこJAPAN」は、現在、FIFAランキング11位。(2020年6月26日現在)

「FIFA最優秀選手賞(FIFAバロンドール)」受賞者で、日本女子代表では歴代トップの出場数とゴール数を記録している、澤穂稀選手の実質引退試合となった2015年12月開催の第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会決勝で魅せたヘディングシュートは生涯語り継がれる、澤選手にしかできないゴールとなり、その1点で勝敗を決め、見事に有終の美を飾る優勝を、所属するINAC神戸レオネッサにもたらしたしました。

前述の通り、日本女子サッカー代表チームは、FIFA女子ワールドカップには第1回大会から連続出場を果たしています。また初めて女子サッカーが公式競技として採用されたアトランタオリンピック(1996年)にも初出場を果たしています。2008年北京オリンピックでのベスト4 の快挙やアジア大会金メダルの活躍もまだ記憶されていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

世界で活躍する「なでしこJAPAN」たちが戦う日本国内最高峰リーグが「なでしこリーグ」です。
2010シーズンより10 チームでリーグ構成され、2010 シーズンの優勝は日テレ・ベレーザ、準優勝は浦和レディース、そして3位は 福島県のJヴィレッジを本拠地とするマリーゼでした。昨シーズンは新型コロナウイルス感染症の関係で大幅に変更となった大会でしたが、なでしこリーグ1部は、浦和レッドダイヤモンズレディースが優勝しました。

2021年秋、日本女子サッカー初のプロリーグ、.WE LEAGUEが開幕しました。
これによりなでしこリーグ1部、2部、そして3部相当のチャレンジリーグが改編され、チャレンジリーグは廃止となり、私たちは悲願のなでしこリーグ入りをすることとなりました。

なでしこリーグの登録チームはJリーグの下部組織や企業チーム、NPO法人等、所属形式は様々です。Jリーガーとは異なり、選手たちは、ほとんどがアマチュアです。日中は仕事を、夕方から練習、そして週末には試合と、待遇はチームや選手によって異なりますが、サッカーを続けるために、地道な努力を重ねています。

私たちは来季2023シーズンも、なでしこリーグ2部に参戦します。

これからもどうぞノルディーア北海道へ温かいご声援をよろしくお願いいたします。


北海道の女子サッカーの世界とは?

サッカー人口を表す指標の一つとして協会登録数があります。日本全体で男性の登録者数は約853,000人です。一方、女性の登録者数は約 36,000人。男性の登録者数のたった 4.2%です。北海道にいたっては、対男性比 1.7%の約800人(北海道の男性の登録者数は約45,000人)です。

日本女子サッカーアマチュア最高峰リーグ、「なでしこリーグ」には、北海道出身の選手たちが数多く活躍しています。しかし優れたプレーヤーが大人になっても活躍できる場所がなく、本気でサッカーに取り組むためには、北海道を離れなければなりませんでした。
2010シーズン、ノルディーア北海道が、チャレンジリーグへの参入権を得たことにより、北海道から全国への挑戦が可能となりました。
ノルディーア北海道の挑戦が、北海道の女性をもっともっと輝かせることにつながること、そして私たちをきっかけに、北海道のサッカーファミリーが増えることを願っています。
もちろん、選手だけが、サッカーを楽しむ唯一の方法ではありません。
試合会場に足を運んで声援をおくってくださる方々も、大切なサポーター「ディーアフレンズ」です!

わたしたちノルディーア北海道はアマチュアクラブチームで、選手は全員アマチュアです。
仕事や学校を終えて、時間をつくって練習を重ねます。スポンサーさま、サポーターさまのご支援を頂きながら、学校や職場の理解がなければサッカーを続けることは難しいのですが、それでもサッカーに向き合い一生懸命取り組んでいきます。

来季2023シーズンもなでしこリーグ2部参戦します。是非ホームゲーム開催の試合会場にお越しいただき、熱いご声援を送っていただけます様、よろしくお願いいたします。

2022-12-05 01:55 webmaster


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